御在所岳にでも登ったら法華経の意図が分かるのでは??
実際、法華経は霊ジュ山で説かれたのであるから、素直に読めば、地湧の菩薩とは、下の写真の御在所のキレットのようなV字の岩場や地面を、3点登攀で登り降りする行者のイメージが源泉にあるとしか思われません。そもそも釈尊はネパールからインドの平野に降りてきた人であり、最後に故郷の方に登ってゆく途中の沙羅の林の中で死んだことは、長阿含経十六の涅槃経で明らかです。大乗仏典の涅槃経のイメージもその延長にあって、法華・涅槃時の意味もそこらにあるのでしょう。
まことに法華経の意味を体感したければ、文字を読むだけでなく、登山するといいと思えます。現に、御在所岳は天台宗の修験の山として開け、一般人に結界が開かれたのは、尾張春日井出身の御嶽教の開山上人、覚明以後です。
↑御在所中登山道キレットの崖を見下ろす。
V字の裂け目の部分をめがけて登り下りするのが鉄則!