2016-10-16 ■ そもそもこの荒島岳の頂上の祠の影の石積の塔には、南無妙法蓮華経と彫られていて、北陸でも法華経が山岳信仰と結びついていたことは明白だ。 霊鷲山で説かれたのだから。 そして、行者になれない女のために、方便としての極楽浄土があり、 阿弥陀の誓願が発せられたはずである。 その女人往生の願いが先で、涅槃・法華が顕れ、 弥陀の誓願で浄土に往生させられる。 これが真宗で、 逆に浄土の根源を探したら、法華・涅槃が見えてしまい、 如来神力を仰ぐことになったのが、日蓮だろう。